真の対話、日本的精神風土
”相手の立場でものを考え、自己を拡大して他者を取り込むという傾向のある日本的な精神風土では、自己に対立するものとしての他者(相手)の意識が当然のこととして希薄になる。日本人には真の対話がないとよくいわれるが、対話とは元来、求心的に収斂する固い自我をもつ者どうしが、自己に拮抗し、対立する他者との意見の調整を図り、利害を調整する機能を果たすものとしての言語なのであるから、相手を自己の立場の原点としてのみ考える拡散型自我構造をもつ日本人には最も異質なものである。”
鈴木孝夫
『閉ざされた言語・日本語の世界』(新潮社1975) 8
2008年10月12日日曜日
会話のキャッチボール
ドッジボール、キャッチボール
”野球が好きな人にはキャッチボールといった方がいいかもしれない。「結婚できない男」(2006年夏)というドラマがあったが、結婚できない理由はまさにコミュニケーション不完全症候群だった。「いや」「でも」「それは」なんていう、自己チュー男でしかなかった。退院する育代を病院前で見送った早坂夏美(夏川結衣=医者)は、桑野信介(阿部寛=建築デザイナー)にみちるの部屋で言い合いになったことを謝ると次のように言って思いを告白する。
「私たちの会話ってキャッチボールじゃなくてドッジボールばっかりだった気がします。私はキャッチボールがしてみたいです。あなたと」
確かに互いに傷つけあう仲というのも世の中にありそうだ。”
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/language/communicate.html
”野球が好きな人にはキャッチボールといった方がいいかもしれない。「結婚できない男」(2006年夏)というドラマがあったが、結婚できない理由はまさにコミュニケーション不完全症候群だった。「いや」「でも」「それは」なんていう、自己チュー男でしかなかった。退院する育代を病院前で見送った早坂夏美(夏川結衣=医者)は、桑野信介(阿部寛=建築デザイナー)にみちるの部屋で言い合いになったことを謝ると次のように言って思いを告白する。
「私たちの会話ってキャッチボールじゃなくてドッジボールばっかりだった気がします。私はキャッチボールがしてみたいです。あなたと」
確かに互いに傷つけあう仲というのも世の中にありそうだ。”
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/language/communicate.html
ノイズを聞く
ノイズ、声、変換、一義的
”コミュニケーションというのは、「一義的なメッセージが明確な語義を作ってきちんと相手に手渡される」ということではないとぼくは思っているんです。コミュニケーションはそういうものじゃない。だって、コミュニケーション能力が高い人というのは、「何を言っているのかわからないメッセージ」であっても、それをちゃんと「聴き取って」、「返事ができる」という能力なんですから。そこをみなさん、根本的に勘違いしている。そういう人たちは意味がわからない言葉に関しては耳をふさいでしまう。当然ですね。クリアカットなメッセージだけを選択的に送受信する能力をコミュニケーション能力と呼ぶなら、「ノイズ」を聴く力なんて、要るはずないんですから。
本当に大事なのは、他者が発する「ノイズ」を「声」に変換して聴き取るという、強引な力業なんだと思うんですよ。ある種の組織的な関係妄想というか確信に満ちた「勘違い」みたいなものがないとノイズは声にならない。”
内田樹(うちだたつる)(三砂ちづるとの対談)『身体知』(バジリコ)
ノイズを聞く、か。
昔はできていたような気がするんですが、
最近は相手の言っていることがわからず
聞き返すこと、あるいは聞き流すことが
非常に多くなってるなぁ。
”コミュニケーションというのは、「一義的なメッセージが明確な語義を作ってきちんと相手に手渡される」ということではないとぼくは思っているんです。コミュニケーションはそういうものじゃない。だって、コミュニケーション能力が高い人というのは、「何を言っているのかわからないメッセージ」であっても、それをちゃんと「聴き取って」、「返事ができる」という能力なんですから。そこをみなさん、根本的に勘違いしている。そういう人たちは意味がわからない言葉に関しては耳をふさいでしまう。当然ですね。クリアカットなメッセージだけを選択的に送受信する能力をコミュニケーション能力と呼ぶなら、「ノイズ」を聴く力なんて、要るはずないんですから。
本当に大事なのは、他者が発する「ノイズ」を「声」に変換して聴き取るという、強引な力業なんだと思うんですよ。ある種の組織的な関係妄想というか確信に満ちた「勘違い」みたいなものがないとノイズは声にならない。”
内田樹(うちだたつる)(三砂ちづるとの対談)『身体知』(バジリコ)
ノイズを聞く、か。
昔はできていたような気がするんですが、
最近は相手の言っていることがわからず
聞き返すこと、あるいは聞き流すことが
非常に多くなってるなぁ。
対話の基本原理
対話、対等、他者との差異、統合
<対話>の基本原理
”
(1)あくまでも一対一の関係であること。
(2)人間関係が完全に対等であること。〈対話〉が言葉以外の事柄(例えば脅迫や身分の差など)によって縛られないこと。
(3)「右翼」だからだとか「犯罪人」だからとか、相手に一定のレッテルを貼る態度をやめること。相手をただの個人としてみること。
(4)相手の語る言葉の背後ではなく、語る言葉そのものを問題にすること。
(5)自分の人生の実感や体験を消去してではなく、むしろそれらを引きずって語り、聞き、判断すること。
(6)いかなる相手の質問も禁じてはならないこと。
(7)いかなる相手の質問にたいしても答えようと努力すること。
(8)相手との対立を見ないようにする、あるいは避けようとする態度を捨て、寧ろ相手との対立を積極的にみつけてゆこうとすること。
(9)相手と見解が同じか違うかという二分法を避け、相手との些細な「違い」を大切にし、それを「発展」させること。
(10)社会通念や常識に収まることを避け、常に新しい了解へと向かってゆくこと。
(11)自分や相手の意見が途中で変わる可能性に対して、つねに開かれてあること。
(12)それぞれの〈対話〉は独立であり、以前の〈対話〉でコンナことを言っていたから私とは同じ意見のはずだ、あるいは違う意見のはずだというような先入観を棄てること。
”
中島義道『<対話>のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの』(PHP新書)
対等であること。
これは日ごろの自分の対話に
欠けているものです。
意識したことがなかった。
自分が唯一、
同学年のクラスメイトとかと
他愛なく会話できることがあるのは、
この「対等性」を意識できているからではないだろうか。
<対話>の基本原理
”
(1)あくまでも一対一の関係であること。
(2)人間関係が完全に対等であること。〈対話〉が言葉以外の事柄(例えば脅迫や身分の差など)によって縛られないこと。
(3)「右翼」だからだとか「犯罪人」だからとか、相手に一定のレッテルを貼る態度をやめること。相手をただの個人としてみること。
(4)相手の語る言葉の背後ではなく、語る言葉そのものを問題にすること。
(5)自分の人生の実感や体験を消去してではなく、むしろそれらを引きずって語り、聞き、判断すること。
(6)いかなる相手の質問も禁じてはならないこと。
(7)いかなる相手の質問にたいしても答えようと努力すること。
(8)相手との対立を見ないようにする、あるいは避けようとする態度を捨て、寧ろ相手との対立を積極的にみつけてゆこうとすること。
(9)相手と見解が同じか違うかという二分法を避け、相手との些細な「違い」を大切にし、それを「発展」させること。
(10)社会通念や常識に収まることを避け、常に新しい了解へと向かってゆくこと。
(11)自分や相手の意見が途中で変わる可能性に対して、つねに開かれてあること。
(12)それぞれの〈対話〉は独立であり、以前の〈対話〉でコンナことを言っていたから私とは同じ意見のはずだ、あるいは違う意見のはずだというような先入観を棄てること。
”
中島義道『<対話>のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの』(PHP新書)
対等であること。
これは日ごろの自分の対話に
欠けているものです。
意識したことがなかった。
自分が唯一、
同学年のクラスメイトとかと
他愛なく会話できることがあるのは、
この「対等性」を意識できているからではないだろうか。
言語的に出来た自我
言語化、日米、大学
日米の学者の違い
”例えば、日本の学者同士はある水準まで行くとツーカーでわかるんでしょう。ちょちょっというとパッとわかる。すると、弟子はものが言えないわけですよ。それがアメリカなんかへ行くと若造がパッと手を挙げて、すごい馬鹿な質問をするわけですよ。でもそれに対して先生はちゃんと答える。アメリカの大学院へ行って、僕の正直な感想を言うと「何と馬鹿なやつらが大学に来てるか「。その結果、どうですか?学者はみんなアメリカの方が日本よりレベルが高いじゃないですか。これがなぜかというと、どこかでツーカーの世界で溺れているから、無理にでも言語化して戦うところまで行かないということですね。こういう点では、言葉にするということの意味を痛切に感じます。好みとしては嫌ですが、仕方なく関西弁の英語で、言葉にするように頑張っています。疲れますけどね。しかし、言語的に出来た自我というもの、これはすごい強いんです。”
河合隼雄(白州正子との対談)『縁は異なもの』(河出書房新社)
言語化かぁ。
下手でも言葉に出した内容は、
自分の中に長く残るという経験は確かにあるなぁ。
日米の学者の違い
”例えば、日本の学者同士はある水準まで行くとツーカーでわかるんでしょう。ちょちょっというとパッとわかる。すると、弟子はものが言えないわけですよ。それがアメリカなんかへ行くと若造がパッと手を挙げて、すごい馬鹿な質問をするわけですよ。でもそれに対して先生はちゃんと答える。アメリカの大学院へ行って、僕の正直な感想を言うと「何と馬鹿なやつらが大学に来てるか「。その結果、どうですか?学者はみんなアメリカの方が日本よりレベルが高いじゃないですか。これがなぜかというと、どこかでツーカーの世界で溺れているから、無理にでも言語化して戦うところまで行かないということですね。こういう点では、言葉にするということの意味を痛切に感じます。好みとしては嫌ですが、仕方なく関西弁の英語で、言葉にするように頑張っています。疲れますけどね。しかし、言語的に出来た自我というもの、これはすごい強いんです。”
河合隼雄(白州正子との対談)『縁は異なもの』(河出書房新社)
言語化かぁ。
下手でも言葉に出した内容は、
自分の中に長く残るという経験は確かにあるなぁ。
瞬間芸
瞬間芸、コミュニケーション感度
ゼミ面接の採点基準
”【ゼミ面接の】採点基準を明らかにすると、
私が重視するのは、「コミュニケーション感度」である。
こちらのモード変換にどれくらいすばやく反応するか、その反応速度でだいたい点数が決まる。
私の出す質問や脱線する無駄話の内容だけでなく、こちらの話し声のピッチやトーンや姿勢やテンションの変化といったシグナルを「どう読んだか」ということを見るのである。
コミュニケーション感度の向上を妨げる要因は、つねづね申し上げているように「こだわり・プライド・被害妄想」(@春日武彦)であるので、「こだわらない・よく笑う・いじけない」という構えを私は高く評価する。
これは別に私の趣味でやっていることではなくて、この構えは生物の個体としての「生存能力の高さ」に相関するからである。
私は限りある教育的リソースを彼女たちに一定期間集中的に投じるわけである。
そのために要求する条件がだから、「どんな状況もなんとか生き延びることのできる能力」であることはハインラインの『宇宙の戦士』の新兵の選別条件と変わらない。”
内田樹.http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/language/communicate.html
ゼミ面接の採点基準
”【ゼミ面接の】採点基準を明らかにすると、
私が重視するのは、「コミュニケーション感度」である。
こちらのモード変換にどれくらいすばやく反応するか、その反応速度でだいたい点数が決まる。
私の出す質問や脱線する無駄話の内容だけでなく、こちらの話し声のピッチやトーンや姿勢やテンションの変化といったシグナルを「どう読んだか」ということを見るのである。
コミュニケーション感度の向上を妨げる要因は、つねづね申し上げているように「こだわり・プライド・被害妄想」(@春日武彦)であるので、「こだわらない・よく笑う・いじけない」という構えを私は高く評価する。
これは別に私の趣味でやっていることではなくて、この構えは生物の個体としての「生存能力の高さ」に相関するからである。
私は限りある教育的リソースを彼女たちに一定期間集中的に投じるわけである。
そのために要求する条件がだから、「どんな状況もなんとか生き延びることのできる能力」であることはハインラインの『宇宙の戦士』の新兵の選別条件と変わらない。”
内田樹.http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/language/communicate.html
コミュニケーション
mixiのマイミクとかをみていたら、
他人の人付き合いのよさ、
コミュニケーション能力の高さが垣間見えて、
とてもふがいない気分になりました(;´д` )
コミュニケーション能力をつけたい!
人と深くかかわりたい!!
実は、この思いが幼いころから自分の中で
くすぶっているものなんじゃないかと、
ふと思ったんです。
脳の研究がしたい、
そう思ったのも、
自分の人付き合いの苦手が動機であることは
ほぼ間違いないと思います。
それで、いまコミュニケーションについて書かれた
Webページを読んでいます。
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/language/communicate.html
気になった記事とか、
引用をこの日記に挙げていこうかなと思います。
他人の人付き合いのよさ、
コミュニケーション能力の高さが垣間見えて、
とてもふがいない気分になりました(;´д` )
コミュニケーション能力をつけたい!
人と深くかかわりたい!!
実は、この思いが幼いころから自分の中で
くすぶっているものなんじゃないかと、
ふと思ったんです。
脳の研究がしたい、
そう思ったのも、
自分の人付き合いの苦手が動機であることは
ほぼ間違いないと思います。
それで、いまコミュニケーションについて書かれた
Webページを読んでいます。
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/language/communicate.html
気になった記事とか、
引用をこの日記に挙げていこうかなと思います。
ようし
PCだいたい復活。
でも回線速度がおそいなぁ。なぜ。
ではでは、この日記を更新したら、
さっそく散髪に行こうと思います。
今日中にやりたいこと。
・散髪
・メール×2
・論文を読む
・買い物
水、卵、シャンプー、牛乳、野菜
・ほっけ暗譜
で、さっき思いついたアイデア。
・一日一回人を笑わせる
・暗譜:楽しく覚える、アイデアを出す
など。
PC回復してから今まで何をしてたかというと、
Googleリーダーで記事を読んでいました。
論文の書き方をいろいろ調べていたら、
日頃から興味のある内容にアンテナを向けて、
情報収集しておくということが、
非常に重要だということが書いてありました。
まったくのその通りだ。
いままで読んだ多くの本の中にそう書いてありましたが、、
実践してきませんでした。
それは、たとえ読んだとしても、
それを記録に残す、という作業をしてこなかったため、
すぐ忘れる→やる意味ないじゃん→読まなくなる
という悪循環を繰り返していたからです。
ですが、記録に残す、ということの重要性も
論文を書く技術の中で重要視されていたのですが、
これもまたまったくそのとおり。
どんな偉大な発明家や執筆かも、
メモを取ることを決して怠らなかったといいます。
記録にのこす
興味のある分野の情報を常に集める
この二つは、人生においても非常に大切なスキルだと感じています。
これから、怠らず続けていこうと思います。
では、散髪へ!
でも回線速度がおそいなぁ。なぜ。
ではでは、この日記を更新したら、
さっそく散髪に行こうと思います。
今日中にやりたいこと。
・散髪
・メール×2
・論文を読む
・買い物
水、卵、シャンプー、牛乳、野菜
・ほっけ暗譜
で、さっき思いついたアイデア。
・一日一回人を笑わせる
・暗譜:楽しく覚える、アイデアを出す
など。
PC回復してから今まで何をしてたかというと、
Googleリーダーで記事を読んでいました。
論文の書き方をいろいろ調べていたら、
日頃から興味のある内容にアンテナを向けて、
情報収集しておくということが、
非常に重要だということが書いてありました。
まったくのその通りだ。
いままで読んだ多くの本の中にそう書いてありましたが、、
実践してきませんでした。
それは、たとえ読んだとしても、
それを記録に残す、という作業をしてこなかったため、
すぐ忘れる→やる意味ないじゃん→読まなくなる
という悪循環を繰り返していたからです。
ですが、記録に残す、ということの重要性も
論文を書く技術の中で重要視されていたのですが、
これもまたまったくそのとおり。
どんな偉大な発明家や執筆かも、
メモを取ることを決して怠らなかったといいます。
記録にのこす
興味のある分野の情報を常に集める
この二つは、人生においても非常に大切なスキルだと感じています。
これから、怠らず続けていこうと思います。
では、散髪へ!
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